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スンダ海峡、残るはロンボクとマカッサル両海峡

我が国のシーレーンを意識する場合、ホルムズ海峡~マラッカ海峡~バシー海峡が最短ルートだが、他ルートを入れるとホルムズ海峡~スンダ海峡(スマトラ島とジャワ島との間)~バシー海峡、ホルムズ海峡~ロンボク海峡(ロンボク島とバリ島との間)~マカッサル海峡(カリマンタン島とスラウェシ島との間)がある。

いずれの海峡でも先の大戦で日米海軍(さらには英豪蘭海軍含む)が数々の海戦を繰り広げたチョークポイントである。

補足としてホルムズ海峡~ロンボク海峡~マカッサル海峡~バラバク海峡(南シナ海とスールー海との境目)~バシー海峡も考慮する、としてもだ、中国共産党と我が国のシーレーンは重複している。

この軍事演習の示威するところを正確に認識すると、第2次安倍政権の安全保障の再構築は、以前の政権と比べると、電光石火の早業なのだが、これらを振り返るとまだまだ遅れていることを痛感せざる得ない。

中国海軍、東インド洋で演習 2014/2/1 18:41 日経

 【北京=島田学】中国海軍は1日までに、大型揚陸艦「長白山」などの艦隊を東インド洋に派遣し、敵との交戦を想定した軍事演習を実施した。近く潜水艦などと連携して「敵からの海上封鎖を突破する」ための演習も実施する。中国にとってインド洋から南シナ海に抜けるルートは、中東から原油を輸入するシーレーン(海上交通路)に当たる。今回の演習はシーレーン確保が念頭にあるとみられる。

 中国の国営新華社によると、同艦隊は1月20日に海南省三亜を出港。南シナ海を越えてインドネシアのスンダ海峡を抜け、同月29日に東インド洋に入った。

 これまで中国海軍の演習は中国近海や南シナ海、西太平洋が中心で、東インド洋での単独演習を公表するのは異例だ。

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 米軍主導の軍事演習「コブラコールド」はことし三十一回目。今回から中国軍人が加わり、総合計1万4千名がタイのバンコックから370キロ離れたアカトサウット基地で2月11日から実地されている。
米軍太平洋司令官マックリアが指揮した。

 「南シナ海から米海軍の存在が希薄となり中国海軍の艦船が圧倒的である。米艦隊のプレセンスが弱まった分、中国海軍の軍艦が堂々と海域を遊弋し、まさに南シナ海は南中国海だ」(ワシントンタイムズ、2月12日)。

 この演習には米軍が9000名規模。タイから4000名。この列にシンガポール80,韓国300,日本120,インド160,マレーシア120.ラオス、ベトナム、ミャンマーからはオブザーバが、また中国からも観察武官のオブザーバ参加のほか、兵士17名が共同の防災訓練に加わった。

 米軍が中国軍の参加を認めたのは「コブラゴールドは決して軍事的に中国と対峙する演習ではない証拠を中国に見せるため」とされる。
しかし南シナ海でアセアン諸国と軍事対決をなし、堂々と米軍秩序にも挑戦している中国に対して、更に誤ったメッセージをおくることにならないのか」と懸念する声が米国にあがっている。

Re: タイトルなし

>  米軍主導の軍事演習「コブラコールド」はことし三十一回目。今回から中国軍人が加わり、総合計1万4千名がタイのバンコックから370キロ離れたアカトサウット基地で2月11日から実地されている。
> 米軍太平洋司令官マックリアが指揮した。
>
>  「南シナ海から米海軍の存在が希薄となり中国海軍の艦船が圧倒的である。米艦隊のプレセンスが弱まった分、中国海軍の軍艦が堂々と海域を遊弋し、まさに南シナ海は南中国海だ」(ワシントンタイムズ、2月12日)。
>
>  この演習には米軍が9000名規模。タイから4000名。この列にシンガポール80,韓国300,日本120,インド160,マレーシア120.ラオス、ベトナム、ミャンマーからはオブザーバが、また中国からも観察武官のオブザーバ参加のほか、兵士17名が共同の防災訓練に加わった。
>
>  米軍が中国軍の参加を認めたのは「コブラゴールドは決して軍事的に中国と対峙する演習ではない証拠を中国に見せるため」とされる。
> しかし南シナ海でアセアン諸国と軍事対決をなし、堂々と米軍秩序にも挑戦している中国に対して、更に誤ったメッセージをおくることにならないのか」と懸念する声が米国にあがっている。

闘いの有様を一種の興業としてお見せしている訳ですよ、これ。通常の軍人はリアリストですからね。観戦武官の報告が正確であれば、指導者が間違った判断を下さない、という常識論が通じればなおのこと良いですがね。

気になったのは、日本の派遣規模はそんな多くないんだな。ということです。実は期待されてない?

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39931

Re: タイトルなし

> 気になったのは、日本の派遣規模はそんな多くないんだな。ということです。実は期待されてない?
>
> http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39931

「なうあー」の日高さん。センセーショナルな見出しを付けるのはいいですね。彼のポジションさえ理解していれば、そんなにおかしいことは言ってないです。

我が国が「コブラゴールド」に参加するのは、現在の第2次安倍政権の方針からすれば、“現地邦人救出”のためではないか、と。中央即応集団が行っているはずです。ここの連隊だったら、その目的と断言して良いでしょう。

戦前で言えば支那大陸への居留民保護のための出兵ですね。先年、アルジェリアで日揮の方々が殺されたことを考えても、ここの強化は第2次安倍政権の経済と安全保障政策に合致します。

で、論がすれるようですが、グローバリズムとは支那大陸の廉価な労働力を使った日米決戦だった、と思っています。で、それは終わった。だから米国はリショアリングをする。

さらに我が国は“戦後レジームからの脱却”をします。このレジームチェンジの一番の競合者は、中国共産党ですから、これをレバレッジにしようとする思惑は、利害関係国全てが持ってます。

それでいいじゃないんですか。
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