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プーチン外交の挑発的言辞と示威的行動の先に

ポーランド駐在ロシア大使のSergey Andreevは「1939年の(独ソ不可侵条約の秘密議定書に基づく)ポーランド分割は侵略ではなく、自国の防衛のためであった」と発言し、ポーランド外相 Grzegorz Schetynaは「“歴史的真実を損ない”、スターリン主義の犯罪を正当化しようとしている」と反駁し、外交措置としてロシアに駐在するポーランド大使を召還すると発表した。

Russian Ambassador Blames Poland for WWII, Sparking Outrage Sep 27, 2015 3:37 AM Haaretz

出先の全権大使や出向いた外務大臣クラスが挑発して、両国関係が紛糾すると、最後にプーチン大統領が相互の利害を調整する会議の席を設けようと、したり顔で出てくる。安倍首相の唱える“法の支配”や“価値観外交”などの、わかりやすいコンセプトが打ち出せないロシアは、力の均衡の隙間でしか利害対立の解決法を見出だせない。

なるほど、ナチスとボリシェビキのポーランド分割は、人類最大の地上戦、独ソ戦の幕間劇と考えれば、自国防衛のための時間稼ぎであった、と強弁できなくもない。ただ、“彼らの正義”を分割されたポーランドに向かって、堂々と披瀝することに直接的な利益は見出だせない。すでにリトアニア-ポーランド-ウクライナの合同旅団なども誕生している。復古的な対ロシア包囲網が作られていく過程のように思える。はてさて、これが将来的な均衡をもたらすのだろうか。

プーチン外交は挑発的な言辞と示威的な戦力展開を伴っている。各国が容易ならざる事態に追い込まれたとき、まるで救い手であるかのように登場する。すべての要求が認められる訳がない、とロシア側も知っている以上、そこから妥協点を探っていく。こうした妥協の方法論が定着するのかは未だ分からない。
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