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そして敵は三度、ベルギーから浸透してきた

テロリストの策源地がベルギーのフランス語圏のワロン、もしくは首都のブリュッセルに存在している事実は、フランスとベルギーの一体化と同時にベルギーの国家の統一性の無さを示している。

高速鉄道でパリ~ブリュッセル間は約1時間半、宗教もカソリックが約7割強、インフラ企業ではガス・電気にGDFスエズ、金融にデクシアといったフランス合弁・傘下が多く、ユーロ圏でフランスとの資本の移動が自由である。

ユーロネクスト・ブリュッセルの株価指数BEL20のうち、アジアス(リーマン・ショックで解体されたフォルティスの保険部門の継承会社、フォルティスのそれ以外の部門はBNPパリバとABNアムロに売却)、GDFスエズ(フランス最大のガス供給者であると同時にベルギーでの電気・ガス供給者)、デクシア(フランスの地方自治体向けの銀行と合併)などがフランスの企業と一体化している。

欧州の大国、英仏独の緩衝国家として誕生した経緯のあるベルギーは、統一性に乏しく、1つの首都(ブリュッセル)、2つの自治地域(ワロンとフランデレン)、3つの言語共同体(ワロン語、ドイツ語、フラマン語)を持つ連邦国家である。事実上、フラマンとワロンのふたつの国に分かれた同君連合国家のような状態と云える。かろうじて国王がふたつの国の接着剤となっている。

国民国家としてのベルギーの紐帯はカソリックと、地勢上は必ず中立を必ず破られるがゆえのドイツ軍への抵抗心、ときに人気・不人気のある代々の国王によって辛うじて支えられてきた。

しかし、欧州連合(EU)の中心地としての地位を確立する間に国民国家の性格を薄めていき、もともとの中継貿易地としての性格も相まって、上記の複雑な連邦国家の形態になった。この連邦国家の形態を失敗国家とする記事には、連邦制を採用する過程で6つの警察組織が作られ、ブリュッセル首都圏ではフラマンとワロンの対立の中でムスリムが捜査の網をすり抜ける結果になったことが示唆されている。

二度の世界大戦において、一度目はドイツ帝国の通路として蹂躙され、二度目はアルデンヌの森を突破する機甲師団の陽動のために蹂躙されたベルギー。そして三度目はドイツの難民政策に振り回され、ベルギーからフランスへとテロリストが攻め込んでいる。

Belgium is a failed state 11/19/15, 5:30 AM CET Politico

アングル:ベルギーコネクション、バー店主からパリ自爆犯へ 2015年 11月 17日 16:53 JST ロイター

[ブリュッセル 17日 ロイター] - ベルギーのブリュッセル首都圏モレンベーク区長は2週間前、あるバーの閉店を命じた。このバーが麻薬取引の場となっていたことが、警察の捜査で明らかになったからだ。

このバーの店主だったブラヒム・アブデスラム容疑者(31)は今月13日、過激派組織「イスラム国」による報復攻撃として、フランスのパリにあるカフェで自爆した。

ブラヒム容疑者がなぜバーの経営者から自爆犯になったのかは謎のままだ。バーのマネジャーを務めていた弟のサラ容疑者は指名手配されているが、いまだ行方が分かっていない。

(中略)

<過激な暴力の温床>

モーレンベーク区長は、同地区が「過激な暴力の温床」だとし、若者の高い失業率と過密状態が問題だと指摘。ベルギーの閣僚らも「一掃する」と約束している。

アブデスラム兄弟は失業者ではなかったとみられている。ベルギー紙が最初に報じ、ロイターが調べた公的文書によると、ブラヒム容疑者はブリュッセル生まれのフランス人で、バーを経営するため2013年3月に会社を設立した。

兄弟の家族は、閉店の警告を受けた後の今年9月30日、バーをベルギー南部に住所がある人物に売却。ロイターは同人物と連絡を取ることができなかった。

公的文書に記載されている兄弟の実家は、モレンベーク区庁舎に面した場所にある。警察に拘束されていた弟のモハメドさんは記者団に対し、家族が衝撃を受けているとし、「私たち家族はこれまで、法的に問題を起こしたことなどなかった。両親はショック状態にあり、状況を飲み込めていない」と語った。

(後略)

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