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極右が穏健リベラルに見える摩訶不思議

フランスの極右政党、国民戦線(Front National)がパリ同時多発テロを受けて、地域圏議会(Conseil regional)の選挙で票を伸ばしている。これに危機感を抱いたオランド大統領の社会党は、第2回投票で自らの立候補者を取り下げて、サルコジ前大統領の率いる共和党との協力を呼びかけている。

かつて、2002年フランス大統領選では、第1回投票で国民戦線のル・ペン前党首(現在の党首マリーヌ・ル・ペンの父親)が第2位に入り、決選投票に際して、左派勢力がデモと集会を繰り返し、中道右派のジャック・シラクへの投票を呼びかけた。この左右両派の協力をもう一度という訳だ。

焦点:仏主要政党、極右阻止で足並みそろわず 2002年と様変わり 2015年 12月 8日 13:18 JST ロイター

ところが左右両派で足並みが揃わない、とされている。原因のひとつに、国民戦線の世代交代とリベラル化に伴う支持層の変化が挙げられるだろう。

もともと前党首ル・ペンの支持層はカソリックの宗教保守であり、彼も人工中絶と同性愛への反対を掲げていた。しかし、マリーヌ・ル・ペンに代わって以降は、人工中絶と離婚、事実婚を容認し、同性愛に一定の理解を示して、カソリックの宗教保守的なスタンスはなくなり、むしろリベラル化している。

経済政策では、サルコジ前大統領が新自由主義寄りであるのに比べ、中小企業や小規模な農民の保護や女性や若年層の福祉に積極的であり、中道左派から左翼寄りになっている。

つまり、現在の国民戦線はポピュリズム政党であることは間違いないが、極右とレッテルを貼るには、その政策がリベラルすぎるように見える。フランスのリベラルが極端に行き過ぎて、彼らが極右に見えるのだとしたら、日本人は皆、極右に見えることだろう。
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