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既存の知性に対する反逆者たち

神と直接対話しようとするために既存の知識を詰め込むことは悪い、という観念が米国の宗教的風土と社会そのものをつくってきた。この観念を体現した人物としてのトランプ氏を受容するか、受容しないかで、支持と不支持が分かれているように思われる。

トランプ氏が、共和党の大統領候補の指名レースで首位を走り続けて、約半年が経とうとしている。トランプ氏のポリティカル・コレクトネスを気にしない発言を、メディアが失言として攻撃しているにも関わらず、支持が落ちないことに困惑しているように思われる。

ロイターのコラムニストは、世論調査から高学歴層と低学歴層の対立が反映されていて、「オバマ大統領とトランプ氏は異なる知性を象徴している」と指摘する。

コラム:米大統領選、不動産王トランプ氏人気上昇の理由 2015年 12月 8日 17:03 JST ロイター

このコラムニストは、異なる学歴をバックボーンに持つ異なる知性が何故対立するのかは、掘り下げていない。米国に根強い“反知性主義”に触れないと、この対立は理解できないし、トランプ氏の支持が続くのが理解できない。

“反知性主義”は一言で云うと、既存の知識に対する反逆心を持ち、既存の権威や組織に頼らずに、自らの経験によって新しい知性を獲得しようと欲する人間の心性である。

宗教のリバイバル(信仰復興運動)を繰り返してきた米国にとって、神と対話するためには、インテリのように知識を詰め込むことがマイナスに繋がる、という考え方があって、インテリ然としている人たちに対する反感にも繋がる。

同性婚の容認、国民皆保険制度(オバマケア)の発足などインテリ然としている人たちがリベラル化を進めてしまった結果、“反知性主義”の心性を持った人たちの反感が浮かび上がって、その体現者としてトランプ氏も浮上してきた、と考えるべきではないか。
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