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21世紀の“水晶の夜”

難民危機のもたらした事件が、難民を受け入れさせた政治的原動力となった人道主義そのものを揺るがしていく。今までの趨勢を変えてしまいかねない意味で、ケルンの集団暴行事件は21世紀の“水晶の夜”と云えるのかもしれない。

Chaos and Violence: How New Year's Eve in Cologne Has Changed Germany January 08, 2016 – 06:43 PM SPIEGEL ONLINE

German Police Are Too Soft, Really JAN 8, 2016 11:45 AM EST Bloomberg View

This Is What Really Happened The Night Women Were Sexually Assaulted In Front Of Police posted on Jan. 9, 2016, at 4:32 a.m. BuzzFeed News

ナチス・ドイツ政権下、ユダヤ人の迫害の一環として行われたとされる“水晶の夜”では、ユダヤ人の経営する商店やシナゴーグが焼き討ちされた。多くの犯罪は摘発もされなかったが、ユダヤ人女性を強姦した場合は、ユダヤ人との結婚を禁止していたので処罰された。

“水晶の夜”に見られるようにナチス・ドイツの政権下では、異人種間の結婚が異人種間の性行為、さらにレイプにまで拡大されて忌避されている。婚姻は異なる人種と民族、異なる宗教と文化、異なる階級と階層を越えて、社会の不平等や差別を是正する。異人種間のレイプそのものを禁じようとするのは、その社会が婚姻を通じて、差別を是正しようとするのを拒否しているからだ。

現在のドイツはどうだろうか。第2次大戦後に流入してきたトルコ系ドイツ人は、ムスリムという異人種として分類されて、ほかのドイツ人との結婚が避けられるようになった。昨年の大晦日にドイツ・ケルンで起きた集団暴行事件では、イスラム圏から流入してきた難民と不法移民がドイツ人女性を強姦したが、これは異人種間の婚姻を忌避するドイツ社会とは真逆の行為となる。

つまり、イスラム圏ではドイツ社会のように異人種間の婚姻を忌避する、ということは起きない。ムスリムの間の平等を達成させる一方で、女性の平等に制限を加えることで全体のバランスを保とうとしているが。

婚姻と平等から見たムスリムの社会的通念と慣習はドイツと決定的に衝突する。異なる人種と民族との結婚に、それほど忌避感のないフランスですら、宗教を国家の名の下(ライシテ)に排する姿勢は変えられず、ムスリムのテロが頻発している。これを考えれば、フランスより融和姿勢の劣るドイツの社会的混乱は加速度を増す。
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