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超法規的アウンサンスーチーの登壇間近

ミャンマーの総選挙で過半数を獲得した国民民主連盟(NLD)の議員が首都ネピドーからの禁足令が出ている、とロイター電は伝える。アウンサンスーチー女史の大統領就任を阻む憲法規定を一時停止させる法案を提出する準備ではないか、との憶測を呼んでいる。

規定の一時停止であれば、議会の4分の3以上の賛成が必要な憲法改正ではないため、議席の25%を割り当てられている国軍が事実上の拒否権を発動できない。

憲法の規定の一時停止が、戒厳令などの非常措置を念頭に置いたものであれば、大統領就任のために憲法の精神を蔑ろにする行為は犯すべきではないだろう。民主的に選ばれた者が「法の精神」を破壊することになりかねない。憲法よりも法律が超越すると云う、超法規的な点ではナチス・ドイツの全権委任法の前例を思い起こすと良いだろう。

アウンサンスーチーは超法規的な存在への道をひた走っている。対する国軍はクーデターを考慮するだろう。

ミャンマー与党、議員の移動禁止 スー・チー氏大統領への布石か 2016年 02月 3日 16:49 JST ロイター

下記は2015年11月13日のエントリーの再掲。

アウンサンスーチー女史は「(次期大統領は)自らに権限がない」「大統領より上の存在になる」と発言して、自ら憲法典(第58条の規定)を無視する発言を行っている。

この発言の背景には外国籍の配偶者や子供がいる者は大統領になれない憲法の規定がある(第59条)。

さらに憲法改正(第436条の規定)には、人民院と民族院の二院制から成る連邦議会のそれぞれ定数75%以上の賛意を必要とし、かつその議会には25%の国軍指名枠の議員(第141条の規定)が存在するため、アウンサンスーチー女史が大統領になる道は予め塞がれているからである。

自らの子飼いの側近を大統領に据えて、院制を敷く思惑があるならば、上記の発言は政治的センスを問われる。しかも、国軍にはクーデターを起こす権限が憲法の規定にある(第40条)。

つまり、国軍は自らの影響力を奪取・喪失させない安全装置(フェイルセーフ)を備えた上で、政権交代に臨もうとしているのだ。
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