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合衆国の民主主義の終わり

黒人を除外することで白人の平等を達成して合衆国の民主主義は実現した、とエマニュエル・トッドほか多くの識者が指摘したように、肌の色そのものが差別を規定しており、公民権運動やアファーマティブ・アクションも最終的には差別を解消することはなかった。

下記のBBCの記事にある通り、白人と黒人の棲み分けは21世紀の今、むしろ徹底されている。この棲み分けの静かなる進展は、戦争による強制的な住民交換と同じ効果を持っている。

Why don't black and white Americans live together? 8 January 2016 BBC NEWS

How American democracy sustains racial inequality February 5 2016 Washington Post

オバマ大統領の任期8年が経とうとしているが、白人優位と黒人劣位の構造は変わっていない。この構造が合衆国の民主主義と密接不可分の関係にある以上、税制による所得再分配を通じて、人種差別を解消しようという福祉国家への道も険しいものとなる。この所得再分配への抵抗は我が国で言えば、高年齢層と若年層の対立として浮かび上がる。バーニー・サンダース上院議員の台頭はその文脈から読み取りやすい。

“社会主義者”のバーニー・サンダース上院議員が大統領になり、よしんば所得再分配が可能になるならば、逆説的に合衆国の民主主義は終わる、ということでもある。

The sexist double standard behind why millennials love Bernie Sanders February 4 2016 Washington Post

2 Questions for Bernie Sanders FEB. 4, 2016 The New York Times

Home-Field Advantage Is Only Part of Sanders's Appeal in New Hampshire February 8, 2016 — 10:15 PM JST Bloomberg Politics

サンダースを熱狂的に支持する若者たちは、民主主義を信じていない 2016年2月9日(火)18時32分 ニューズウィーク日本版

(一部抜粋)

 民主主義は崩壊しつつある。ハーバード大学のロベルト・フォアとヤスチャ・モンクが先ごろ発表した研究によると、政治や選挙についてだけでなく、民主主義そのものに対する失望が広がっているのだという。

 これは世界的な傾向だが、アメリカの若い世代でとくに顕著だ。1980年以降に生まれたアメリカ人で、民主主義国家に暮らすことが大切と答えた人の割合は30%に満たない。1970年以降に生まれたアメリカ人では、民主主義を「悪い」あるいは「非常に悪い」とした人が5人に1人を超える。1950年から1970年の間に生まれた人と比較してほぼ2倍の割合だ。

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