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サプライチェーンと経済回廊を巡る戦い

中共とメコン川流域5カ国(タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー)が海南省の三亜で首脳会議を開催した。

中共は雲南省からカンボジアが接する南シナ海へと至る縦断ルートをつくること、その縦断ルートのインフラ建設に自国の過剰に陥っている供給力を使うこと、縦断ルートを通じた経済交流によってASEANの陸側にある5カ国に対する影響力拡大を図ることを考えている。

中国、メコン流域開発を支援 周辺5カ国と首脳会議 融資枠1.1兆円の意向 2016/3/23 23:43 日経

具体策としてアジアインフラ投資銀行(AIIB)の活用、中共からの輸出品購入に関する約1兆1300億円の融資枠、インフラ整備のための約1740億円の融資枠が挙げられる。

インフラ整備よりも輸出品購入の融資枠が約10倍の規模を有している点で自国の供給過剰が透けて見える。

さらにインフラ整備には以下の課題が出てくるだろう。5カ国間の利害調整と法整備を行い、我が国との競合に打ち勝ち、サプライチェーンの育成を図るために供給過剰に陥っている自国の産業を移転しなければならない。

特に利害調整に時間を要する。例えば、タイはタクシン派と反タクシン派の戦いによっても、バンコク首都圏とイサーン(東北地方)の経済格差解消のためのインフラ整備といった政治的合意を作ることが叶わなかった。タイは生産年齢人口のピーク(2017年)を迎える前に中間層を底上げする機会を失った、と云えるだろう。

タイでは家計債務率が80%を超えており、家計消費支出が今後も伸び悩む。家計債務を政府債務に置き換える意味でもインフラ整備は必要だったのだ。

現在、ASEANにおける我が国のサプライチェーンの中核地という地位をタイが占めていて、ここをメコン川流域圏の南北、東西、南部の3つの経済回廊が連結する。ベトナム、ミャンマーの人件費はタイと中共の40~60%水準となっていて、この二国に直接投資が進むと思われる。
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