サッカーくじ会社が時価総額3位の国
ギリシャ:29日にスポーツくじ運営会社の保有株入札-現地紙 2012/03/21 07:27 JST ブルームバーグ
Greece to sell major listed companies this year Wednesday March 21, 2012 (10:58) ekathimerini.com
ギリシャ、OPAPなどの民営化計画を推進へ 2012年 03月 21日 19:27 JST ロイター
[アテネ 21日 ロイター] ギリシャ政府は、5月までにくじ事業運営のOPAP(OPAr.AT: 株価, 企業情報, レポート)と石油精製のヘレニック・ペトロリアム(HEPr.AT: 株価, 企業情報, レポート)の株式売却プロセスに着手する方針。
ギリシャ民営化庁のチーフエグゼクティブ、コスタス・ミトロポウロス氏が21日、ロイターとのインタビューで明らかにした。
両社はそれぞれ時価総額ベースでギリシャ3位と4位の上場企業。売却は大幅に遅れている民営化計画をあらためて推進し、同国の債務削減に向けた重要なステップとなる。
同氏によると、政府はOPAP株の29%を売却する計画で、5月初めまでに予定されている総選挙前に売却プロセスに着手し、年内に売却を完了したい考え。ギリシャ政府はOPAP株の34%を保有している。同社の時価総額は23億ユーロ(30億4000万ドル)。
OPAP株の売却は昨年実施する計画だったが、株価の急落やギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る懸念が高まったことから、2012年に延期されていた。
ヘレニック・ペトロリアムについては、政府保有株の残り35.5%の株式を売却する方向で、5月に投資家に購入意欲を打診する計画。同社の現時点における時価総額は約5億8000万ユーロ。
ギリシャが昨年国有資産の売却を通じて調達した金額はわずか16億ユーロで、その半分はOPAPへのライセンス売却によるもの。
ミトロポウロス氏によると、ギリシャ政府は欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)との間で、民営化により約30億ユーロの調達を目指すことで合意している。同氏は「これまでのところ、それは実現可能な目標だ」と語った。
ギリシャ政府は当初、2015年までに民営化を通じ500億ユーロの調達を目指していたが、民営化プログラムの遅れを受け、目標を190億ユーロに縮小している。
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